2014年07月02日

与那国町景観条例の変更?

7月1日 とうとう集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈変更を閣議決定しました。
米国のヘーゲル国防長官は「日本政府の新たな政策を歓迎する。」と声明を発表しました。

与那国町には与那国町景観条例(平成24年6月20日施行)というものがあります。
陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備計画で、隊舎などの高さが与那国町の景観基準となる7mを超えていることがわかりました。
庁舎12.2m 食厨・厚生施設・隊舎10.9m 隊舎11.8m 受電所7.7m 局舎11.33m
 整備場B10.48m 倉庫7.15m 貯蔵庫7.00m 体育館11.4m 監視施設(久部良)7.00mなどです。
工作物の高さ基準は15m以下となっていますが、
鉄塔(久部良)38.45m 鉄塔1(祖納)21.65m 鉄塔2(祖納)29.65m 鉄塔3(祖納)37.65m 鉄塔4(祖納)45.40m 鉄塔5(祖納)37.65mとなっています。
防衛省は「今後、与那国町景観条例に基ずく協議を行う。」としていますが、という文字が気にかかります。
例外があるということですよね?
与那国町は町振興基本計画審議会(景観計画区域審議会)をたちあげ(琉球大教授、コンサルタント会社、町議、公民館長、観光協会、商工会、婦人会など15名)町景観条例を審議しています。
6月だけで3回開催されました。
この会で答申されたものは、議会を通さず町長の決裁まですすみます。
13名の島民の委員のうち12名は配備賛成の方らしいです。
2月4日に町が開催した基地配備関連の住民説明会の中にありました、「新たなまちづくりビジョン」
のなかの★基地と共存できる島のインフラ整備という政策の実現でしょうか?
基地配備計画が条例に沿うのではなく、条例を基地計画に合わせて変更するのでしょうか?
どうか日本政府も与那国町政も住民に説明し、住民の声を聞いてください。

母の日です

高校生への返信 2

当面2点だけお答えします。

あなたは「平和 平和と叫び抑止力をなくすのは、日本では自殺行為だ。」と書いています。
この言葉の意味をあなた自身理解できますか?
なぜ「平和」は「自殺行為」なのですか?
「戦争」は「自殺」あるいは「他殺」行為ではないのですか?
第2次世界大戦、太平洋戦争、沖縄戦で数千万の人達が死にました。
これは平和を叫んだからではありません。
「戦争に勝とう!」と政府に騙されて国民がその方向に動いてしまったからです。

平和と交渉は抑止力なのです。
現実に世界中の人たちが「平和」と叫び、それが「力」になって国家間の戦争ができなくなっています。
単なる言葉遊びではありません。
日本国憲法9条は平和の「力」なのです。

集団的自衛権、首相が言ったのだから、「銃をかついで戦場に行くことはまずない」だろうとあなたは言っています。
そうだったら、集団的自衛権という外国で戦争できる準備は必要ないでしょう。
沖縄戦の最大の教訓は基地があり軍隊のある島で人殺しと戦争がおきたということです。
しかも秘密保護法をつくり憲法の解釈の仕方を変えて強行しようというのは間違いです。
憲法9条は立派な日本語でどのように解釈するか、また議論するかという必要は全くありません。
記録語のとうりです。
そういう9条の原点レベルで考えると自衛隊は憲法違反の軍隊なのです。
まっすぐ読めば良いのです。とくに第2項を声に出して読んでみてください。その日本語の解釈で良いのです。

この点であなたは我々に自衛隊に「反対」なのか「基地」に反対なのか?と問いかけています。
が、当然両方反対の人はたくさんいますが、我々の現時点での動きは基地で島をこわすな、基地反対まで皆一致しています。

「自衛隊員も国民だ。」とあなたは言います。
当然、日本国民です。だから選挙権もあり子どもは学校で学ぶ権利があります。
また自衛隊の戦争加担を批判し自衛隊を離れる権利もあります。
しかしどういう状況下でも、人を殺し又は殺されるようなことはさせてはいけません。

第2点目は我々にたいして「日本を愛しているのならもう少し考えてくれ。」つまり「帰れ 帰れ」と言うな!と与那国島の運動について批判していることについてです。
もっと現地与那国島の動きを知って批判してください。
我々はあなたに言われなくても日本国民として動いているのです。
与那国島にいきなり自衛隊基地を作る計画を立て、社会には公表できない自衛隊基地誘致決議を議会にさせ(この決議は政府宛てですが、いまだに政府に届いていないし、住民に対しても決議文書を明らかにしていない。隠したままである。)町長をだきこんで誘致の動きをさせていることについてです。
しかも人口10%の150名くらいに基地の内容について説明しただけで、住民全体に説明したと明記し、住民投票の要求も拒否しています。
政府や防衛関係族がそうさせていると考えざるをえません。
民主主義が全然ないのです。
平和と民主主義は同じ根っこ、つまり国民大衆の中から生えているのです。
もしあなたが、日本のこと与那国島のことを考えるなら、あなたはまず政府、首相の立場でなく同じ日本人の島の人たちが反対しているのは何故だろうか?と考えるべきです。
それが日本国憲法の主権在民の立場です。
権力をもった大きな力の国の立場ではなく、悩み苦しんでいる島に住んでいる人たちの立場を考えて下さい。
沖縄にこれ以上基地を造らせることに力を貸すのですか?

                                     以上




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Posted by 与那国イソバの会 at 23:30│Comments(7)自衛隊基地新聞記事
この記事へのコメント
内地、那覇、石垣から様々な重機がこの島に入って来てますけど、反対運動はやらないのですか?
鉄柵や杭はこのブログで拝見しました。

聞いた話によりますと
大きなユンボ11台、ブルトーザー3台、ポンプ車2台等々

反対運動するのでしたら、是非参加させて下さい。
一人ではできないのでみんなでしましょう。

この前の4・19与那国島陸自施設起工式には沢山の人が参加して安心して運動ができました

しかし4月19日以降 なにもないじゃないですか  このブログで反対と唄ってるだけで
私の友人も何か反対運動したいのですが、何か自分たちにできることは無いのかと言っています。

南牧場の座り込みの話   二人の町議は徹夜でやるどぅ  って言ってたのに。
自衛隊関連の資材、車を乗せたフェリー入港時のシュプレヒコール

南牧場は牛舎の解体も始まり、アダンやススキなど伐開されてますよ。
もう遅いと思いますが、今週中にでも会議をもって みんなで反対運動しましょう!

長文許して下さい。
あなた方も私の事を知っています。力が無くて 頼るとこもなくて すいません。 
しかし熱い思いは一緒だと思います。二人の議員は全く使えないので  どうかお願いします。
Posted by よな at 2014年07月03日 09:08
よなさん、

彼方のような方がいること自体、、彼方と価値観を共有できるひとたちもよし、
がんばろう、という気持ちになり、それが人々の連帯を生み出すのです。

発言すること、考えるこうととやめないこと、世の中の不条理に立ち向かうこと、もちろん、1人で世の中を変えられるなどという甘い考えはとうていありません。でも、同じような考えの人が1000名も、もし集まれば、事態は変えられるかもしれません。

がんばりましょう!
Posted by 見守る人 at 2014年07月03日 23:39
与那国島の地図をてみますと、与那国馬広場は南牧場内にあるように見えますが、其の広場はなくなったのでしょうか?

いっそうのこと、辺野古基地移設反対派たちのように、テントでもはり、自衛隊配備賛成派、反対派を問わず、島の将来を話す場を設けてはどうでしょうか?
時には、観光客、島外者たちにも参加してもらう。子供も、大人も、じいちゃん、
ばあちゃんもです。

辺野古のテントに何年も座りこんでいる戦争体験者のおじ、おばたちはただ自分たちの静かな、平和な日常生活を求めて新しい基地建設に反対している。、かの有名な、米国の映画監督、オリバーストン氏がテント村を訪問した時に握手していたあの権力に負けないという凛とした笑顔はどこから生まれるのだろうか?生まれ故郷を愛する、守るということはそういうことなのですね。其のオリバーストン監督は現在ロシアに亡命しております米国の機密情報を世界に暴露したスノーデン氏の映画を製作するそうです。其のスノーデン氏は日本の三沢基地で情報収集をしていたそうな。

南牧場の工事現場近くにそのような与那国テント村が建てられるような適地はみあたりまうせんか?

これから本格的にやってくる暑い夏、仕事が終われば、皆で集まり
太平洋を展望しながら、茶を飲み、いろいろな世の中で起きているこを
話題にし、討論することは健康的です。

また、毎日、集まれば、駐屯地の工事の仕上がりもわかります。
どのように、南牧場が人の手で変化してゆくのか、この目でしっかり
確かめようではありませんか、みなさん!

まさか、そのようなことで、大浦湾の住民たちへの政府、米軍のの圧力、住民の入れる区域を制限するということにはならないと思いますが、、、、、、。
Posted by 見守る人 at 2014年07月05日 04:25
与那国町景観条例なるものが存在するのですね。
ご紹介ありがとうございました。又、自衛隊駐屯地における建造物詳細も同じく。駐屯地の建物等の設計図が提出され、工事が始まっているということは、
条例に反することも問題視しないで許可したということなのでしょうか?
工事は始まっているのに、今後、与那国町景観計画区域審議会は条例にもとずいて審議をするということですが、それって、誘致賛成派12人がメンバーにはいており、最後は町長の裁量による審議なんて答えありきであてになるでしょうか?

自然と文化の調和とかなんとかこの条例には述べられておりますが、
これからの自衛隊九部良集落の景観はなんだか、違和感、威圧感そのものです。そして、いつでも、見張られているような、そんな感じです。これでは、
自然との調和どころか、人工物との調和を強いられているようなものです。

建物の高さ、7M,10M,工作物の高さ15M,条例によれば、どちらも違反ですね。それとも、”特定届出対象行為”でかたずけられるのでしょうか。

皆さん、ネットで47ページに 及ぶ与那国町景観条例が読めます。
Posted by 見守る人 at 2014年07月06日 05:25
現町長の掲げる、”基地と共存するインフラ整備” についてですが、
具体的にどういうことなのでしょうか?

自衛隊誘致は島のインフラ整備は誘致条件にはいているということなのでしょうか?

防衛省は目的を達するためには一自治体の要求をはいはいと呑ちむのでしょうか? もし、そうであるのなら、日本政府がこれまで沖縄に飴とムチを与えて
きた政策と同じ構造だとはいえまいか!

最近、小野寺防衛大臣は渡米しておりますが、彼、まるで大買物をしに
いったようなものですね。米国軍事産業を喜ばせるかのように、オスプレー、
F-35機、陸水機を自衛隊は購入するらしい。オスプレーは一機100億円ぐらいらしい。

消費税を上げ、年金支給率を下げ(毎年)、素人国会議員の数は削らせず、
(まともな国会議員もいる)、国民から絞るように取る税金国策、なんとか
ならないものか?

国会議員の平均年金収入は2000万円を越えるという。そして、彼らは年金10年収めれば、毎月、40万円という年金が入るらしい。この情報は古いかも
しれないが。国民は最低25年年金を納めないと老後年金をもらええないのとは大違いだ。彼らはいろいろな恩典がつているとのこと。飛行機、新幹線にも
無料で月何回かのれるらしいです。地方自治長も似たよな恩典があるんじゃないの?

結びに、イソバ会の皆さん、辺野古基地移設反対住民は、資材の監視を始めたそうです。
Posted by 見守る人 at 2014年07月14日 22:51
与那国の国際カジキ大会も政治色が濃くなりましたね。

今年は(も)自衛隊音楽隊の演奏あり、国会議員も参加され、(女性の方)、外間町長の横で其の方何かにぱくついている写真がご本人のHPに掲載されていた。
Posted by 見守る人 at 2014年07月15日 13:09
つくずく、地方議員さんたちは自分の地位を守るため、自分の票を獲得するために地方のイベントにせっせと足を運んでいるのだとということがわかり、
ご苦労なことだと思いました。

本土の出身の女性ですが、沖縄ヤンと結婚して沖縄の姓で参議院員に当選し、どぅなんのカジキ大会、沖縄本土の闘牛大会会場で一人ぽつんと観客席に座っていた光景は、なんだか、、、、、、。

其の方、ひめゆり平和会館の語り人たちの説明がつまらないとか、沖縄の教育現場では集団自衛権行使に関して反教育をしているように事実を確かめずに国会まで持ち出した張本人。

自分の意志を最後まで貫くことなく、その場その場でころりころりと変わる政治家ではなく、政治屋なんて信用でときませんね。 辺野古基地移設を県外へといっていた沖縄出身の政治家たちがいつのまにか、県内へと。

やはり、うそつきの代表は政治家、弁護士、車のセールスー、保険のセールス
ということは納得がいくかな?
Posted by 見守る人 at 2014年07月30日 12:09
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