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Posted by TI-DA at

2012年04月30日

明けない夜はない!

ゴールデンウィーク3日目、今年は観光客も多く、与那国島は賑わいを見せている。昨年は、大変だと叫んでいた観光関連の人達も、今年は手が回らないと嬉しい悲鳴をあげる。

頑張れ!与那国島!

昨日は、台湾・花蓮市との姉妹都市締結30年のイベントに沸いたようです。台湾から与那国まで150キロを水上バイクで横断し、花蓮市より交流団が73人が来島されたようです。
この様に、お隣台湾と友好的な交流を続けている与那国島、固い絆で結ばれること間違いないと思う。又隣りの台湾は、経済的にも発展しており、より近いところにお手本があるので、お互いに行き来し勉強させて頂きたいものです。

昔からいろんな面で交流を続け現在に至っている。歴史が物語る台湾との関係があるので大切にしたいものです。


さて、先日新聞報道にあった入札問題だが。

下記新聞記事一部を掲載。
与那国町が民間へ委託する農業集落排水処理施設の維持管理業務の指名入札で、業務に必要な浄化槽の保守点検業者として登録していない業者が参加していたことが24日、分かった。無登録業者は、外間守吉町長の親類が取締役を務めていることから20日の入札で、参加した残りの4業者が不正を疑い、入札を「ボイコット」した。県も無登録業者の入札参加を問題視している。一方、町まちづくり課は「入札への参加基準はない。不備があれば業者が責任を取るだけだ」としており、町行政の不透明さが指摘されそうだ。
沖縄タイムス記事へ

島でもこの問題は持ちきり、今膿を出し切らないといけないという人は多い。これまで何故そうなるの?という事も多々あったが、どうにもならないという諦めがそういう人達を放置に至ったと思う。噂で聞くには、「どうも内部告発らしい」。これまであっても良かったはずだが、難しい問題だったと思う。

この問題は、島で行われるあらゆることに関係すると思う。例えば、この島の悪しき選挙もそのひとつである。昔からその傾向はあるが、最近ますます酷くなっているような気がする。平然と行われる島の悪しき習慣、これが今の自衛隊問題にもついて回る。

関わっている人間が全部同じだからだ。
防衛省さん、こんな人達と一緒にやっているの?エリートの名が泣くよ。(笑)


ある若者は、「そういう連中が関わっているからどうにもならない。それに昔から行われているから、繰り返されても仕方ない」
いや、そうじゃ無いと思う。将来を考えたら、今それを断ち切る必要があると思う。勇気を持って言う事こそ、未来の与那国があるし、子々孫々に島の伝統を引き継がそうと思ったらやるべき。

そうじゃないか!

今、この問題を暴き、そしてこれまで行っていた事も皆、表にだせ!と言いたい。


少し突っつき膿を出すぐらいではどうにもならない。ざっくざっくと突っさき、ひとつ残らず出し切ることこそが、未来のこの島があると思う。未来の子供達が、正々堂々と「与那国島は素晴らしい。与那国島の為に頑張りたい!」と思えるようなことになれば、この島のいろんな問題が解決するような気がする。

マスコミよ、やるなら中途半端なことをするな。正義を持ってやって欲しい。

島外に住むある人が言っていた。「私は、島を愛しているのよ。だからどんな協力でも惜しまないから、あんた達も頑張って欲しい」とね。「マリジマヤ カティラリヌンサイ(生まれ島は 捨てられない)」

又あるお方から言われたけど、「明けない夜は無い」、「あのベルリンの壁は壊された」。「ローマは一日で成らず」だからコツコツとやって行くんだよと。今声を上げるんだよと・・・





島の正義の為に、さぁみんなで立ち上がろう!

  


Posted by 与那国イソバの会 at 20:22Comments(0)与那国島

2012年04月28日

ちゃんとした目だ!

4月25日付の八重山毎日新聞の社説は、その通りだと思う。きちんとした報道こそが、島を救う。
ありがとう!



「町長は住民投票で判断を なし崩し的に強引に進む与那国の自衛隊配備」

■PAC3で予行演習
 与那国の陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備がなし崩し的に、それも強引に着々進んでいる。10億円の予算が開会中の国会で可決され、土地取得など陸自配備に向けた作業がいよいよ本格スタートする。
 北朝鮮のミサイル実験に対するPAC3配備騒動では、石垣市に約450人、与那国にも約50人もの“大部隊”が派遣され、自衛隊配備に向けた予行演習も行われた。結果は周知のとおり「大山鳴動ネズミ1匹」だった。
 しかし自衛隊アレルギーが強い沖縄で、ミサイル落下の危機管理の名のもと、こうして自衛隊配備の地ならしや各種の軍事訓練が、展開できたことは、防衛省や自衛隊配備を求める皆さんにとってまさに「北朝鮮さまさま」ともいえる追い風だった。
 さらにPAC配備に乗じて渡辺周防衛副大臣と田中直紀防衛大臣がそれぞれ石垣、与那国を相次い3で訪れ、与那国では沿岸監視部隊の配備で外間守吉町長らに直接協力を求めた。これらは小さな島を二分する対立を尻目に、防衛省と推進派が強引に配備を加速させている印象を際立たせた。

■町長も住民投票に前向き
 そこで外間町長に再度求めたい。住民投票で同問題に対する民意を明確に問い、最終判断すべきだと。町長は町議会の誘致決議や2009年の町長選で自らが当選したことを挙げて民意は出ていると強調するが、町長選に関しては自衛隊誘致という政策それだけで当選したとはいえないのは明白だ。
 さらに加えて自衛隊配備のメリットも影響も十分に説明がないままの見切り発車は、町民全体のトップリーダーとしてあるべき姿ではない。
 幸い外間町長も現在は、住民投票に前向きだ。去る20日に町内で与那国町防衛協会副会長の糸数健一町議、反対派の崎原正吉与那国改革会議議長と話し合いを持ち、その中で5月までに改革会議側から条例案を提案するよう求めたとされる。ぜひ改革会議は条例案を作成・提示し、予算執行前に急ぎ住民投票を実施すべきだ。

■自衛隊が島を支配?
 自衛隊誘致は小さな島に不幸な対立と亀裂を招く上に、さらに各方面から危惧や不安が出ているように与那国が自衛隊に実質的に支配されるようなことはないだろうか。現在与那国の人口は1600人余だ。そこに100人の隊員とその家族が配備となると選挙では“大票田”であり、議員も出せる大きな政治勢力ともなりえる。
 外間町長が一大勢力の町防衛協会に左右されているように、与那国町政を左右しかねない。加えて先月、仙台地裁がイラク派遣反対の市民活動家に対する監視活動で、人格権侵害を認め損害賠償の判決があったように、与那国でもこうした自衛隊の島の住民に対する監視活動や圧力が懸念される。
 外間町長はあくまで過疎対策を誘致の理由に挙げているが、こういう一大政治勢力を誘致することでこうした島の様相を激変させる弊害はないのか。その点十分な予測と説明が必要だ。
 近年は航空運賃の引き下げや離島出身高校生の就学支援など離島施策が確実に動きだしている。13年に期限切れとなる離島振興法も、住民の定住策に幅広く使える「離島活性化交付金」が新設されるなど抜本改正され、離島振興にようやく光が差し始めた。
 こうした状況の中、外間町長には自立に向けて自衛隊誘致は拙速だったといわれない、後世の歴史の評価に耐えられる慎重な判断と覚悟を求めたい。
  


Posted by 与那国イソバの会 at 13:38Comments(1)与那国島

2012年04月25日

膿を出し切れ!

今朝の沖縄タイムスの記事を見て、ああ又かねという感じですよね。普通はあり得ん話しだけど、黒い噂は耳に入る。どこまでが真実か分からないけど、地元業者を押しのけてまで、島外の与那国出身者に仕事が回る事はこれまでもあった。
地元業者の中に、仕事が集中するところがある。

町長の支持者だからでしょうか?単純に考えるのですが、これじゃ島の為になる若者が、島の戻って仕事しようという気にはなりませんよね。役場も試験でなくて、町長支持者が次々採用されると聞いている。こんなにやりたい放題じゃ、どこかの独裁国と似ていると言われてもしょうがないね。

一部の人にしか仕事が行かずでは、町民もやる気を失うし、町民を不利に陥れているようなものだ。

黙っていたらこの島は腐ってしまう。自衛隊配備がなされたら益々だよね。今こそ、行われている悪事を明らかにしなくては。選挙においてもそうです。選挙管理委員会というのは、全部町長派で占められているそうです。これじゃ公平、公正に行われているか疑われてもしょうがないね。

今こそ、膿を出し切れ!与那国島を腐らせてはいけない!

下記に新聞記事を掲載しました。

「与那国町入札に無登録業者が参加」

 【与那国】与那国町が民間へ委託する農業集落排水処理施設の維持管理業務の指名入札で、業務に必要な浄化槽の保守点検業者として登録していない業者が参加していたことが24日、分かった。無登録業者は、外間守吉町長の親類が取締役を務めていることから20日の入札で、参加した残りの4業者が不正を疑い、入札を「ボイコット」した。県も無登録業者の入札参加を問題視している。一方、町まちづくり課は「入札への参加基準はない。不備があれば業者が責任を取るだけだ」としており、町行政の不透明さが指摘されそうだ。

 同業務の委託期間は今年5月1日からの3年間で、委託料は約1000万円。指名入札は5業者が参加して20日、町役場であったが、無登録業者の参加などについて町から明確な説明がなかったため、残りの業者が入札を棄権した。

 町によると、2社以上という参加要件を満たさなかったため、入札は不成立。当面は町が維持管理する方針だという。

 県八重山福祉保健所によると、同業務は県の「浄化槽保守点検業者の登録に関する条例」が適用され、受託事業者は県に登録する必要がある。

 同保健所は「無登録の業者に管理委託するのは一般的にあり得ない。仮に委託した場合は、行政指導することになる」とした。

 今回、無登録で入札に参加したのは那覇市在住の男性が代表取締役を務める株式会社で、今年1月27日に設立。取締役には外間町長の親類らが名を連ねている。

 入札を棄権した業者によると、入札日前日に突然、町側から最低制限価格の設定が告げられたという。「特定の会社に仕事を取らせるためとしか思えない。明らかに官製談合ではないか」と憤った。(又吉嘉例)

町内の本店 実体見えず

 与那国町内の交番で住所を尋ねると「あそこには誰も住んでいないはずだけど」との答えが返ってきた。県に無登録で町施設の維持管理委託業務の入札に参加した会社の本店を訪れると、赤瓦屋根の「民家」だった。看板はなく、唯一郵便受けに会社名があった。

 この会社はほかにも町施設の委託管理業務の入札に参加しているとみられるが、業務に必要な「浄化槽の保守点検」などの資格者の有無や社員数、設備などについては確認できなかった。

 近所の住民によると、民家は会社代表の男性の実家。男性が本島で経営している別会社の社員が、町内で仕事があるときに寮として利用しているようだという。男性には本紙が対面取材を求めているが、24日までに応じていない。

 外間守吉町長は情報漏れを否定し、「ほかの委託業務でも最低価格はあるし、複数の業者が参加することで予算よりも安くなるのはいいことだ。最低価格も多数の業者の入札参加に伴って設定したと思う」と述べた。

 その上で「地元の業者に優先的に発注し、地元の産業を奨励するのが行政の在り方じゃないか」とした。(又吉嘉例、福井悠介)

  


Posted by 与那国イソバの会 at 12:10Comments(0)与那国島

2012年04月24日

可笑しいと思わないのか?



こんばんは。
昨日は、田中防衛大臣が与那国へもお礼回りだそうで、やってきた。

勿論、私達は自衛隊基地誘致反対を伝えるべく行動に出た。しかし、防衛大臣の顔は一度も拝見することができず、あっという間に与那国を去った感じですね。
どうしても、自衛隊配備をしたいなら住民の前へ出て説明されたら良かったと思うけど、残念ながら大臣には与那国に配備するということがどういう事が、ご理解されてないと思う。全ては防衛省・官僚が段取りして、シナリオ書いて意味も解からずやってきたような感じもする。


本当に必要であるならば、防衛大臣だって言えると思うが、官僚の思う壺にはまって、カワイイそうな大臣になっている気がする。


幾ら頭よくても、与那国のおばさんは騙されないよ。自分の損することを受け入れるバカが何処にいるかなぁ?

それにしてもお礼回りで、大きな飛行機2機も与那国へ出動させ、そこに連動して動く人いっぱいいて金掛かったと思うけど、そんなお金、平気で使えるね。国は、増税、増税と騒いでいるけど、そういう事には使い放題か?

へんな国になっているね。

石垣の市長も変だし、唯一まともな方は竹富町長さんだけですか?

与那国のババアは、黙っている訳にもいかん。(笑)  


Posted by 与那国イソバの会 at 21:31Comments(2)与那国島

2012年04月22日

島を守る!

おはようございます。
昨日UPした与那覇尚子さんの訴えは、皆さんにどう映ったでしょうか?

尚子PDF
彼女から何回か電話を頂き、「今、足を止めたらいかんよ。与那国を頼むよ!」と力強い言葉がありました。島の先輩である彼女、今は車椅子で移動するという重い身でありながら、このような文章を新聞に投稿してくれた。島への想いがどれだけのものか理解できるし、よく分析されていると思う。

新聞から写し取る時に、更にこの人の感性の良さを感じ、私達がこの人のような文章は書けないなぁとつくづく感心する次第。長い文章なので間違って変換したところや脱字などがあり訂正したので、今一度ご覧いただきたいと思います。

またPDFがエラーになっていたようなので、再度UPしましたのでプリントされ、ネット環境の無い方への配布をお願いします。

文章中にもありますが、与那国島は台風銀座と言われ、台風シーズンには大きな台風が何回も通り過ぎた。その度に、家屋や農作物、その他いろんなものに大きな被害を受け、それでもめげずに一から始め暮らしてきました。離島が故の苦しみをいろんな意味で味わってきた島民ですが、それでもこの島を愛し住み続け守ってきたのです。
ちなみ私、瞬間最大風速80メートル(13号)と言われた台風で真っ暗な中、外を走って移動した経験あり。怖かったよー

それで今更、島を守るとか国防とかで飴を与え奪いとろうとする。絶対許せない行為です。それに乗るのは、一部の利権者だけです。彼らは、自分が潤えば良いと考えているだけ。言い切れますよ!

私達は、自衛隊を反対だと言っているわけではなく、国境のこの島に自衛隊配備することにより、近隣国との緊張を生み、紛争の火種になると申し上げているのです。それは国防とは言えません。
だって長い間、平和に暮らしてきた私達が言うのですから。

どうぞ、この島へ来て下さい。そしてご覧ください。どういう島か、そしてそれが必要なのかお分かりになると思います。コメントでいろいろ書いて下さる方もありますが、島の状況を把握しておらず中央にいる官僚達の言い分を聞いているだけ。税金を無駄遣いされていることにも、お気づきになってね。

再度申し上げます。どうぞ与那国島へ観光がてらいらして下さい。
まぁついでにお金も落としていってね。社会貢献とやらをやってから、おっしゃれる事だと思いますので、大人な発言をお願いします。

島でずっと住んでいるババアが申し上げておりますので、間違っていないと思いますよ。(笑)

尚、過度なコメントは却下させて頂きます。

・・・書いている私の発言が過激かね。アサティに怒られるさー。(笑)

では、また書くから遊びにきてよ。イソバババアと仲良くなろうね。そしたら知恵もつくはずよ。

私達の島は捨てられない!私達の島を守る!という意味合いになります。

イソバの合言葉。

イソバ達が集結。

全員ではないけどね。  


Posted by 与那国イソバの会 at 10:35Comments(1)自衛隊誘致反対

2012年04月21日

あってはならない自衛隊配備

与那国出身で島外に住んでいらっしゃる与那覇尚子さんが、3月25日と29日の2回にわたって、八重山毎日新聞に投稿された記事です。

彼女の切実なる訴えは実に正論、自衛隊配備賛成の方、反対の方、その他の人にも心に染みる文書となっておりますので、ご覧いただきたいと思います。島を想う気持ち、自衛隊が配備されたらどうなるか、私達の気持ちも代弁してくれたのではと思います。

「あってはならない自衛隊配備」
               与那覇 尚子

 故郷・与那国島の未来が大きく左右されようとしている現在。防衛省の発表によると「100人の自衛隊配備」となっている。また、島内の土地買収のために10億円という莫大(ばくだい)な金額が既に計上されているという。この現実を受けた上で私は、「決して与那国島に自衛隊の配備を許してはいかん!」と深刻に考え、行動しています。
 思えば何年か前のテレビの画面で、町長の発言を知った。外間町長発言「・・・私は、自衛隊配備もやぶさかでないと思います・・・」との画面にくぎ付けになったあの日が忘れられない。その後与那国町として、町長はじめ議員の皆さまが防衛省まで要請に行っている。そして去年の発表となった。これが与那国島に自衛隊配備という流れになっている。
 今日さまざまな情報や意見が八重山毎日新聞の紙面に載ってきた。私は何はともあれ、これを現実化してはならない、こういう事態を決定的にしてはならない、という一心で駈けずり回る日々を送っています。
 「故郷与那国島が与那国島でなくなる!大変なことが起こるのを何が何でも阻止しなくてはいけない!」と。こういうことに詳しい方々との面談、電話による話し合いを繰り返しながらの今回の投稿です。この紙上を借りまして、広く多くの方に訴え、与那国島にとって取り返しの付かぬ事態を回避すべく、世論に訴え、皆さまのご協力を求めます。
 ではなぜ自衛隊配備を阻止するのか?あってはならないと強調するのか?この問題に賛成の方、反対の方、どなたにもぜひ読んで頂きたい一心でつづります。
 なぜ自衛隊を誘致することになったのか?第一の理由は町人口を増やすという町方針。そして人口増加により経済の活発化を図るという理由もある。素晴らしく良い事のように思えてくる。しかし冷静に現実を見る角度で、与那国島の豊かさを将来にわたり守る心を持ち合わせるなら、「とんでもない!」と叫ばざるを得ない。
 現実に100人の自衛隊が島に来たとするとどうなるか?100人の隊員プラス家族そして関係者と、まとまって新町民となるわけです。
するとキケン!なのです。取り返しの付かぬ事態は間違いなくやってきます。どうして取り返しの付かぬキケンな事態なのか?

 これまで与那国島のあらゆる事柄は、ほとんど町民の意思、町民による行動によって決められてきた。もちろん県・国の政策もあるわけですが。100人の自衛隊員プラス付帯人員が与那国町民となった場合、これまでとは違い、何かと防衛省が望む「防衛省のための与那国島」へと変身するのはごく当然のことです。
 日本列島の国境地帯では防衛のための自衛隊が連綿と配備をされております。戦争の時に国を守るべきだ、という強い意志の下に。この流れは戦後70年の年月をかけて着々と実現してきた。国の意思がそこにあるからです。
 有事の際、日本は米国に後ろ盾となってもらうという内容の安全保障条約があるわけで、これまでの日本の政策をよく見つめると、与那国島の問題が実は与那国町民の問題にとどまらないことは明らかです。日本国として防衛のため国境に自衛隊を置く。そしてそれは日米間では既に合意がなされているわけです。
 この合意が行われたのははるか遠い過去の時点です。あの第2次世界大戦後、日本国憲法では戦争放棄がうたわれ、世界に誇る“戦争をしない国となりました。しかし現実には、米国の事情と日本の指導層の思惑が一致した60年前に始まり、日本の軍事費は年を追うごとに大きくなるばかりです。
 あらゆる分野において出費が省かれる中で、軍事費だけが大きくなっているのです。だから与那国島の土地買収費が10億円計上されても当然な防衛省であるわけです。 

 沖縄に米軍基地がある理由とそれを容認する日本の意思。そして沖縄県民の現実の潤いと深い新しい傷。基地経済と言われる中、確かに「おかげ様で潤います」という県民が現存するのを認めないわけにはいきません。これからの与那国島にこれと類似した方程式が作られようとしていることに、私は強く危機を感じます。
 町民の望む与那国島が変貌したなら、もう後戻りができません。日本列島のあちこちに同様の事態を見ることができます。故郷がその芳香をかき消されようとするのを、私は、私は、決して許すわけにはいかないのです。
 この自衛隊配備阻止の動きを懸命に続ける与那国改革会議があります。人口の比率で何割か?という基準で反対意見を量ってはいけないのです。数で決めることがあってはならないのだと、広く多くの人に訴えたいです。

 十分な議論なしに多数決で物事が決められる時に、大きな危険を伴うのは皆さまよくご承知の通りです。与那国島の自衛隊配備に関しても多数決という手段で決めてはいけない問題であると断言します。何が問題か?を立ち止まって冷静に考えるべきです。
 災害の中には天災と人災があります。私たちの島は台風によるとても大きな被害が毎年のようにもたらされる。至る所に傷跡を残して去ってゆく台風。農家をはじめ漁業にもその他にも。一人ひとりの暮らしの中に莫大な金銭的な負担をかけています。
 自衛隊配備、それは大きな人災です。国が決め、国が実行することに対しては何もできないなどと言っている場合ではありません。同じ人間である政府の方々なのです。
 国とは言っても、人の心と人の思惑で決まったり、修正したり、中止したりする国の政策なのです。そうです。私たち与那国島で生まれ、与那国島で育ち、与那国の芳香に包まれてきた人間と同じ人間なのです。国が決めることだと、対岸の火事のごとく眺めている場合ではありません!
 わが身にかかる火の粉を、わが親にかかる火の粉を、わが子にかかる火の粉を払いのけるのは、ごく当然のことでありませんか?わが島に降りかかる火の粉を払いのける、これ、ごくごく当たり前のことです。私にとっては。そして、子々孫々に残すこの与那国島は、人災によってイヤな姿に変身した与那国島であってはいけないのです。
 長い時の流れの中で、「時代」という区切りがあります。石器時代から稲作時代、琉球王朝時代と、さまざまな時代を通ってきた私たちです。今、人の手による人災をなるのをわざわざ見過ごすのは、私には罪なことであると思えてなりません。
 軍事目的の自衛隊配備とはどういうことか?先の八重山毎日新聞紙上で紹介された与那国島在住の牧野トヨさまの意見をいま一度振り返ってみます。
 「備えのないところに弾は来ない。備えのあるところに弾は飛んで来る」と。この一言を皆が共有すべき時なのです。
 「軍事費、軍事費による“潤い”を、この与那国島にひとしずくたりとも落としてはならぬ」と、昼夜問わず遠い街の暮らしの中で歯を食いしばる、尚子という人間がいるんです。確かに微々たる存在です。しかし、同感の心を持って同じ方向を走る島の先輩・後輩が確かに存在する与那国島です。
 署名運動を起こし始めてどれくらいたつのか?私も遠き街において、与那国島が泣かないためならば痛い体をおして、やるだけやるべく日夜訴え続ける日々。今のところ周りの誰もが私の訴えに行動に大賛成です。自衛隊配備に賛成する声は一言も聞きません。選んで話しているわけではないのです。
 与那国島に住む皆さまのみの問題ではありません。日本国の問題であり、奥には日米安保保障条約という化物が目を光らせていることを分かってください。米軍基地だけが米国に提供されているわけではないのです。日本国の政治では分野を問わず、米国の意図が付いている不思議な政策が次々と施行されていることを認識しなくてはいけないのです。与那国島自衛隊配備は与那国だけの問題ではない。日本国政府だけの決定事項ではない。
 与那国島において反対意見を強く持つ大先輩の皆さまと後輩の方々の努力が稔りに近づくために、私は最大限の協力を惜しみません。
 そして広く世論に訴えるべく、ペンを取ります。日本国中の人々にご協力を求めます。この八重山毎日新聞は県外でも多く読まれているはずです。このつづり文を知った方は誰かに伝えて下さい。
 今与那国島はSOSを発言しています。与那国島のSOSを国中に。世界中に。ちなみに与那国改革会議議長の崎原正吉氏の声「いまだに住民への説明会がない。これはあまりにもおかしい」と訴えています。


pdfファイルにし掲載してありますので、プリントして周りの方へお配り頂けたらと思います。

与那覇尚子さん記事

本当にこの島に自衛隊配備が必要か、今一度お考えください。

島に住む私達は、ただ「NO!」としか言えません。

だって国防には成りえないからです。  
タグ :島民の考え


Posted by 与那国イソバの会 at 21:15Comments(7)与那国島

2012年04月20日

久しぶりの更新となりました。

皆さんこんばんは。
久しぶりの更新となったことをお詫びいたします。
世の中とても騒がしくなっていたようで、このブログもパンク状態だったようです。(笑)

先日の南風原町で行われた「与那国フェスタ」では、多くの皆様に温かい心を頂き、与那国島の為にご協力下さった皆様には、心より感謝申し上げます。
世の中捨てたもんじゃないと感動でいっぱいになりました。沢山のお力を頂き、全イソバが一丸となり対応して行きたいと思います。


しばらくお休みをしておりましたので書きたい事がいっぱいあり、何から書いていいやらわかりません。

少しずつ書いて行きたいと思います。

ではまた・・・  


Posted by 与那国イソバの会 at 21:20Comments(0)与那国島