2013年03月19日
小野寺防衛大臣へ
防衛大臣 平成25年3月7日
小野寺 五 典 殿
与那国島の明るい未来を願うイソバの会
与那国島への自衛隊配備と基地建設の決定の撤回について(要請)
私たちは島の明るい未来を願う与那国島の住民で会を組織しています。与那国島への自衛隊配備が進められていることに対し、その危険性を憂うものです。民主主義のあり様が問われる推進上の問題点と配備に伴って発生する影響が、豊かで明るい島を形成していく上で、大きな障害となり将来に禍根を残すと私達は考えます。
自衛隊配備計画の問題点は、先ず町議会の自衛隊誘致決議(2008年)が、住民の意思が全く反映されず、私達のこの島がどうなってしまうのか、全くわからずにいます。町長からも自衛隊を誘致するメリット、デメリットについて、住民への説明が全くなく、行政の説明責任という点においても大きな問題です。
私たちは、自衛隊配備と基地建設によって島の自然と産業が破壊されることを強く懸念しています。基地建設の予定地は希少種生物が棲息する地であり島の基幹産業(畜産)を営む重要な地であるからです。
今、国際的には、話し合いと平和的な交渉によって地域紛争を解決するという勢力がすう勢であり、与那国島へ自衛隊の配備はこの流れに逆行し、平和を破壊します。
このような中、私たち住民がおかれている状況と下記の内容をご理解の上、与那国島への自衛隊配備決定の撤回をされますよう要請いたします。
記
1 私たち与那国町及び与那国町民は戦後より隣国の脅威を感じたことはありません。軍備で平和は築けないというのが今次大戦の教訓です。町長も島嶼防衛というより、過疎ゆえの経済的誘致と明言してさえいます。自衛隊配備は隣国の緊張感を高め、島の平和と暮らしを脅かします。国境の与那国島に自衛隊を配備することで、この地域の平和と安全を守ることができるでしょうか。反対に有事の際には真っ先に攻撃される恐れもあるのではないでしょうか。自衛隊を配備することでこの島の次世代が被る被害に対して、防衛省は説明責任を十分に果たしていません。
2 晴れた日は与那国から台湾を望むことができます。そんな台湾と与那国島は昔から友好的な関係にあります。また、与那国島は、黒潮がぶつかり、昔から東アジアの海上・交易を支える要所の一つでありました。この地域を自衛隊配備で閉じられてしまうことがとても残念です。国はアジアの玄関口として石垣島や与那国島を使ってほしいと強く思います。自衛隊 配備ではなく、東アジアと友好、平和な環境をつくって欲しいのです。
3 沖縄県は膨大な基地があるがゆえ、米軍兵士による多くの犯罪事件が発生しています。また、危険きわまりないオスプレイの配備が強行されました。このような理不尽な行為に対し、沖縄県民は一丸となって基地の恒久化反対に立ち上がっています。自衛隊が配備されると、日米の軍事面での連携強化は必至でこの平和な与那国島を米軍兵士が闊歩する、オスプレイが飛来する、そのような事態になることを住民は懸念しています。誘致を推進する町長、議会議長 議員はオスプレイの配備に反対しています。
4 現在 与那国では昨年の自衛隊誘致に関する住民投票条例請求時の与那国町選挙管理委員会の情報漏えいなど複数の事案に関して訴訟が起こされています。私たちの島では、自衛隊誘致反対を求める住民に対して、重大な人権侵害などの問題が起きています。過疎化で苦しい生活を余儀なくされている島の現状は、国の政策の遅れに起因しています。防衛問題と過疎ゆえの島の経済問題は、分けて考えるべきです。島の経済活性化のためには、自衛隊配備でなく離島振興を図る手厚い国の施策が必要です。
多くの住民が強く自衛隊配備に反対しています。その事実を知っていただきたく要望いたします。
Posted by 与那国イソバの会 at 22:59│Comments(2)
│自衛隊誘致反対
この記事へのコメント
お疲れ様です。
沖縄本島の集会でも、与那国の自衛隊配備反対の声がいつも出てきますよ。昨日は、辺野古新基地建設の埋め立て申請に反対する集会が開催されました。辺野古・高江・オスプレイ・下地島への自衛隊配備・TPP・・・みんなつながっていると思います。
中国政府による尖閣領有の動きも許せませんが、これに乗じて自衛隊を増強、憲法を改悪しようとする安倍政権も許せないと思います。住民から徴収した予算を勝手に自衛隊や米軍への思いやり予算などに使うな、と言いたいです。
沖縄本島ではこれから、4.28の政府式典に反対する取り組み、5月15日の復帰記念日の平和行進など、たくさんの取り組みがあります。
これからも、与那国への自衛隊配備に反対して取り組んでいきましょう。
沖縄本島の集会でも、与那国の自衛隊配備反対の声がいつも出てきますよ。昨日は、辺野古新基地建設の埋め立て申請に反対する集会が開催されました。辺野古・高江・オスプレイ・下地島への自衛隊配備・TPP・・・みんなつながっていると思います。
中国政府による尖閣領有の動きも許せませんが、これに乗じて自衛隊を増強、憲法を改悪しようとする安倍政権も許せないと思います。住民から徴収した予算を勝手に自衛隊や米軍への思いやり予算などに使うな、と言いたいです。
沖縄本島ではこれから、4.28の政府式典に反対する取り組み、5月15日の復帰記念日の平和行進など、たくさんの取り組みがあります。
これからも、与那国への自衛隊配備に反対して取り組んでいきましょう。
Posted by ふくろう at 2013年03月20日 04:44
イソバ会の防衛大臣への要請書、きっちり反対理由の内容がまとまっていると
思います。防衛大臣のみではなく国の首相にも要請書は同時に送付けしても
いいのではないでしょうか。例えば、一箇所ですと、都合によってもみ消される
場合も考えられます。ですから、複数に通達することを私はお勧めします。
送付け後のフォローアップも必要です。送付けしたからそれでいいというのではなく、その後、其れはどうなっているのか追及することをお忘れなく。
そもそも、周囲28KMの与那国に沿岸情報収集という目的で自衛隊を配置すると言うことは裏の意図的目的も考えてみる必要が在ると思います。
ただ、情報収集の目的で在るとは思えません。時代は変わり、衛星通信で
各国は情報収集にあたっております。無人機を他国の空に飛ばして情報を
収集している時代です。民間飛行機させ無人パイロットで飛ばそうと開発してり
時代です。
与那国のあの美しい自然、牧場の馬、牛さんたちの居場所を自衛隊の駐屯地にとられるのはごめんです。自然はいちど破壊されると元には戻せません。
長い、長い目で自衛隊誘致で本当に島の経済が豊かになり、人口が増えるのか? 目先の利益に目がくらんで誘致賛成派は手を胸に当てて島の将来の
ことを考えてほしいと思います。
そもそも、問題は、町長も含めて町議員、一部の賛成派たちの住民には
詳しい説明もせずに、誘致ありきの雰囲気をこしらせ、国もふざけるなよ~
どぅなんをなんと心得ている? というぐらいの町有地の賃貸料を提示してきているという事態、ぜったに妥協すべきではありません。
そこに軍隊がいるからもし、有事の際は真っ先にミサイルが飛び交うのでは
ないでしょうか。年配の戦争体験者たちの意見を無視してはならないです。
生まれ故郷の与那国を皆で守りましょう!
与那国の自衛隊誘致問題は与那国の問題のみではなく、八重山群島の
問題でもあります。沖縄本島の問題でもあるのです。
皆つながっているのです!
思います。防衛大臣のみではなく国の首相にも要請書は同時に送付けしても
いいのではないでしょうか。例えば、一箇所ですと、都合によってもみ消される
場合も考えられます。ですから、複数に通達することを私はお勧めします。
送付け後のフォローアップも必要です。送付けしたからそれでいいというのではなく、その後、其れはどうなっているのか追及することをお忘れなく。
そもそも、周囲28KMの与那国に沿岸情報収集という目的で自衛隊を配置すると言うことは裏の意図的目的も考えてみる必要が在ると思います。
ただ、情報収集の目的で在るとは思えません。時代は変わり、衛星通信で
各国は情報収集にあたっております。無人機を他国の空に飛ばして情報を
収集している時代です。民間飛行機させ無人パイロットで飛ばそうと開発してり
時代です。
与那国のあの美しい自然、牧場の馬、牛さんたちの居場所を自衛隊の駐屯地にとられるのはごめんです。自然はいちど破壊されると元には戻せません。
長い、長い目で自衛隊誘致で本当に島の経済が豊かになり、人口が増えるのか? 目先の利益に目がくらんで誘致賛成派は手を胸に当てて島の将来の
ことを考えてほしいと思います。
そもそも、問題は、町長も含めて町議員、一部の賛成派たちの住民には
詳しい説明もせずに、誘致ありきの雰囲気をこしらせ、国もふざけるなよ~
どぅなんをなんと心得ている? というぐらいの町有地の賃貸料を提示してきているという事態、ぜったに妥協すべきではありません。
そこに軍隊がいるからもし、有事の際は真っ先にミサイルが飛び交うのでは
ないでしょうか。年配の戦争体験者たちの意見を無視してはならないです。
生まれ故郷の与那国を皆で守りましょう!
与那国の自衛隊誘致問題は与那国の問題のみではなく、八重山群島の
問題でもあります。沖縄本島の問題でもあるのです。
皆つながっているのです!
Posted by 見守る人 at 2013年03月20日 22:14
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