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Posted by TI-DA at

2014年07月29日

貴重な動植物保護手帳

沖縄防衛局が発行しました「与那国島 貴重な動植物保護手帳」を入手しました。

ポケットに収まるかわいいサイズの手帳です。
基地建設に関わる業者のかたに配布した手引書です。

本手帳の目的
「与那国島貴重な動植物保護手帳」は、
沖縄防衛局が実施する工事にあたり、工事区域に生息・生育する
貴重な動植物を保護するために、主要な主の写真や生息・生育場所、
見つけた場合の対応について示したものです。
関係者には、本手帳を参考に貴重な動植物の保護をはじめ、
与那国島の自然環境への十分な配慮をお願いしいたします。

とあります。



哺乳類・鳥類・爬虫類・昆虫類・甲殻類・陸産海類・植物からなる52種類が記載されています。
天然記念物、環境省指定絶滅危惧種、沖縄県指定絶滅危惧種などの生物です。
(希少価値がないと犠牲になってもよいというものではないと思いますが・・・)

本気で「自然環境に配慮しなければ!」と考えているならこの島に杭1本打って良い場所はありません。
沖縄防衛局さん、ごく一部の欲深い者を取り込んで強引に事業を推し進めていますが、
与那国島を軽くみてはいけませんよ!
必ず、審判のときが訪れますから。


先月6月12日に送付しました公開質問状は「8月10日までに回答する。もうしばらく待ってください。」
とのことです。




  

Posted by 与那国イソバの会 at 23:50Comments(2)あびゃるちま どぅなんちま自衛隊基地

2014年07月02日

与那国町景観条例の変更?

7月1日 とうとう集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈変更を閣議決定しました。
米国のヘーゲル国防長官は「日本政府の新たな政策を歓迎する。」と声明を発表しました。

与那国町には与那国町景観条例(平成24年6月20日施行)というものがあります。
陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備計画で、隊舎などの高さが与那国町の景観基準となる7mを超えていることがわかりました。
庁舎12.2m 食厨・厚生施設・隊舎10.9m 隊舎11.8m 受電所7.7m 局舎11.33m
 整備場B10.48m 倉庫7.15m 貯蔵庫7.00m 体育館11.4m 監視施設(久部良)7.00mなどです。
工作物の高さ基準は15m以下となっていますが、
鉄塔(久部良)38.45m 鉄塔1(祖納)21.65m 鉄塔2(祖納)29.65m 鉄塔3(祖納)37.65m 鉄塔4(祖納)45.40m 鉄塔5(祖納)37.65mとなっています。
防衛省は「今後、与那国町景観条例に基ずく協議を行う。」としていますが、という文字が気にかかります。
例外があるということですよね?
与那国町は町振興基本計画審議会(景観計画区域審議会)をたちあげ(琉球大教授、コンサルタント会社、町議、公民館長、観光協会、商工会、婦人会など15名)町景観条例を審議しています。
6月だけで3回開催されました。
この会で答申されたものは、議会を通さず町長の決裁まですすみます。
13名の島民の委員のうち12名は配備賛成の方らしいです。
2月4日に町が開催した基地配備関連の住民説明会の中にありました、「新たなまちづくりビジョン」
のなかの★基地と共存できる島のインフラ整備という政策の実現でしょうか?
基地配備計画が条例に沿うのではなく、条例を基地計画に合わせて変更するのでしょうか?
どうか日本政府も与那国町政も住民に説明し、住民の声を聞いてください。

母の日です

高校生への返信 2

当面2点だけお答えします。

あなたは「平和 平和と叫び抑止力をなくすのは、日本では自殺行為だ。」と書いています。
この言葉の意味をあなた自身理解できますか?
なぜ「平和」は「自殺行為」なのですか?
「戦争」は「自殺」あるいは「他殺」行為ではないのですか?
第2次世界大戦、太平洋戦争、沖縄戦で数千万の人達が死にました。
これは平和を叫んだからではありません。
「戦争に勝とう!」と政府に騙されて国民がその方向に動いてしまったからです。

平和と交渉は抑止力なのです。
現実に世界中の人たちが「平和」と叫び、それが「力」になって国家間の戦争ができなくなっています。
単なる言葉遊びではありません。
日本国憲法9条は平和の「力」なのです。

集団的自衛権、首相が言ったのだから、「銃をかついで戦場に行くことはまずない」だろうとあなたは言っています。
そうだったら、集団的自衛権という外国で戦争できる準備は必要ないでしょう。
沖縄戦の最大の教訓は基地があり軍隊のある島で人殺しと戦争がおきたということです。
しかも秘密保護法をつくり憲法の解釈の仕方を変えて強行しようというのは間違いです。
憲法9条は立派な日本語でどのように解釈するか、また議論するかという必要は全くありません。
記録語のとうりです。
そういう9条の原点レベルで考えると自衛隊は憲法違反の軍隊なのです。
まっすぐ読めば良いのです。とくに第2項を声に出して読んでみてください。その日本語の解釈で良いのです。

この点であなたは我々に自衛隊に「反対」なのか「基地」に反対なのか?と問いかけています。
が、当然両方反対の人はたくさんいますが、我々の現時点での動きは基地で島をこわすな、基地反対まで皆一致しています。

「自衛隊員も国民だ。」とあなたは言います。
当然、日本国民です。だから選挙権もあり子どもは学校で学ぶ権利があります。
また自衛隊の戦争加担を批判し自衛隊を離れる権利もあります。
しかしどういう状況下でも、人を殺し又は殺されるようなことはさせてはいけません。

第2点目は我々にたいして「日本を愛しているのならもう少し考えてくれ。」つまり「帰れ 帰れ」と言うな!と与那国島の運動について批判していることについてです。
もっと現地与那国島の動きを知って批判してください。
我々はあなたに言われなくても日本国民として動いているのです。
与那国島にいきなり自衛隊基地を作る計画を立て、社会には公表できない自衛隊基地誘致決議を議会にさせ(この決議は政府宛てですが、いまだに政府に届いていないし、住民に対しても決議文書を明らかにしていない。隠したままである。)町長をだきこんで誘致の動きをさせていることについてです。
しかも人口10%の150名くらいに基地の内容について説明しただけで、住民全体に説明したと明記し、住民投票の要求も拒否しています。
政府や防衛関係族がそうさせていると考えざるをえません。
民主主義が全然ないのです。
平和と民主主義は同じ根っこ、つまり国民大衆の中から生えているのです。
もしあなたが、日本のこと与那国島のことを考えるなら、あなたはまず政府、首相の立場でなく同じ日本人の島の人たちが反対しているのは何故だろうか?と考えるべきです。
それが日本国憲法の主権在民の立場です。
権力をもった大きな力の国の立場ではなく、悩み苦しんでいる島に住んでいる人たちの立場を考えて下さい。
沖縄にこれ以上基地を造らせることに力を貸すのですか?

                                     以上


  

Posted by 与那国イソバの会 at 23:30Comments(7)新聞記事自衛隊基地