2014年08月24日

「レーダー電磁波の健康影響」講演会大盛況!

8・23(土)開催されました講演会、レーダー電磁波の健康影響」は大盛況でした。
「レーダー電磁波の健康影響」講演会大盛況!

講演会が始まる前に会場写真をとったのですが、終わってから振り返ると座席が増えかなりの人数になってました。

講演の内容は
・携帯電話中継基地局の電磁波による健康被害について
  実例をあげて電磁波の実害を紹介
・電磁波とは
  波長と周波数の説明(物理学)
・電磁波による生体の影響を調査した研究結果
  世界各国の研究データを解説(医学)

現在の暮らしのなかで電磁波を一切拒絶することは困難です。
しかし、便利であると同時に害であるものでもあることを認識して使用するべきであります。
資本主義社会の国々は(特に日本)経済発展を優先するばかりに、
マイナスの要素を隠します。国を挙げて国民をだますことが多々あります。
だます国や企業も悪いですが、我々もだまされないよう注意する賢明さをもつべきです。

後半はレーダー電磁波の話です。

まず講師の故郷である糸満市与座岳に設置されています固定式警戒監視レーダーJ/FPS5 のお話です。
 北朝鮮を監視しているらしい強力な電磁波を発するレーダーです。与座岳の標高168m 最近接住宅までの水平距離580mにあります。
  日本に同型のレーダーは青森県大湊 標高878m最近接住宅までの水平距離2400m 新潟県佐渡市 標高1042m最近接住宅までの水平距離5200m 鹿児島県下甑 標高500m 最近接住宅までの水平距離1800mの3か所あります。
与座岳が異常に高さも距離も住宅に近く強い電磁波が計測されています。レーダーがよく見える場所は特に高い数値が計測されます。

宮古島のレーダー施設は今年J/FPS-2からJ/FPS-7に変更されています。
軍機密という理由でレーダーの性能、目的などは明らかにされていません。
与座も宮古も老朽化を理由に新型レーダーが建設されています。(事前に住民に説明などはありません)

京都府経ケ岬のXバンドレーダー(米軍)のお話です。
海面から20mの断崖絶壁の場所から朝鮮半島に向けて照射するので船舶、民家に影響は無いと防衛省は説明しています。

与那国島の沿岸監視レーダー予定地 標高56m 最近接住宅までの水平距離180m
 教授に実際に建設予定地に立ってもらい集落を見下ろしてもらいました。
 また集落から予定地を見上げてもらいました。
 
感想は、「日本で一番住民に対し危険な環境に設置されるレーダー施設になる。」
久部良幼稚園、小学校、中学校まで遮るものが全くないことが特に危険である。(子供は電磁波の影響を受けやすい)

台湾海峡の航空機、船舶を監視することが目的のレーダー施設。電磁波発射面が久部良集落を向いています。
「絶対にこの場所に建設させてはいけません!」とおっしゃる賀数名誉教授

さぁ どうしましょうか?

あきらめますか?

立ち上がりますか?



同じカテゴリー(講演会)の記事

Posted by 与那国イソバの会 at 23:15│Comments(4)講演会自衛隊基地沖縄防衛局
この記事へのコメント
 お疲れさんです。
 どうするのか…立ち上がりましょう。たとえ造成が始まっても、建物の建築が始まっても、反対しましょう。自衛隊基地ができてしまえば、「敵国」の標的になってしまいます。島の文化・風土・人々の暮らしもずたずたに変えられてしまうでしょう。将来のつけを被るのは島の人々であり、これに反対することは正しいことだと思います。大企業優先、輸出業優先の政策によって、地方や離島の経済を立ち行かなくしたのは誰なのでしょうか?それを逆手にとって自衛隊誘致を迫るのは許せません。来年度の防衛予算要求は5兆5千億円近いそうです。消費税を上げて、社会福祉よりも武器弾薬ですか?
Posted by ふくろう at 2014年08月25日 23:20
説明会には多くの方々が参加されたようですね。写真掲載ありがとうございました。レーダーの向きが九部良小中学校ということ、やはり、電磁波の影響を子供たちは 大人たちより受けやすいそうですので、気になりますね。

繰り返しになりますが、子供の細胞は絶えず再生しており、其の再生時に
電磁波を受けると細胞に異変がおき、それが、癌などにつながる恐れが
あるということです。人間の細胞は25歳を境に再生が緩やかになってゆくのだそうです。

イソバ会の防衛局への公開質問状の中でレーダーと健康被害については、

”人体への被害はないようにレーダーの施設場所は設定されている” と
回答しておりますが、健康被害はすぐでることはなく、何十年とか後に
でるかもしれませんので、はい、そうですかですませたていいものなのでしょうか?

防衛局の言うように健康に被害が及ばないことを証明するために

0歳から18歳までの子供たちの健康診断を毎年防衛局の費用でやってもらいたいものです! 

いずれにせよ、レーダーから出る電磁波を過小評価しないようにしたいです。
Posted by 見守る人 at 2014年08月27日 01:53
 お疲れ様です。
 「はての島のまつりごと」…260人の大盛況でした。席が足らずに、椅子を数十脚追加しました。21時まででしたが、途中で帰る人もほとんどなく、終了後も、感想を書く方々がいっぱい残っていました。
 与中の卒業式の校歌が流れた場面では、劇場内からも歌いだす方が続出…郷友会の方が多かったです。開始前と開始後には懐かしい顔にあって島クトゥバであいさつしある場面がたくさん見られました。
 それにしても、容認・推進派と反対派の対立する場面は、見ていて悲しくなりました。人々は、生きなければなりません。それを利用して離島に軍事基地を押し付ける政府の姿勢に怒りが湧きます。政府が行うべきは、地方でも安心して生活できるように、農業や漁業を育成して行くことでしょう。そのことで観光業も成り立っていくと思います。
 TPPの推進、軍備拡大、消費税率引き上げ…大手マスコミによるアベノミクス効果などの目先の利益に惑わされてはなりません。これからも、どのような取り組みができるのか、創意工夫して自衛隊基地建設に反対していきましょう。
Posted by ふくろう at 2014年09月01日 00:06
映画、”はての島のまつりごと”、私も鑑賞したかったですね。
まあ、DVDが出るのを期待しております。 

辺野古で現地取材をされておられ、与那国でも講演会を開かれました
フォートジャーナリストの山本氏のサイトで大浦湾で米軍の強襲陸揚艦に陸水用装甲車が約15台ほど積み込まれたようだとの記載を読んで、いずれ与那国も自衛隊配備で九部良に ”陸水用装甲車” 専用の港が建設されるのではないか、と。 最近、防衛省はそえゆけどんどんで莫大な予算を要求、
爆撃機、軍用武器購入に当てると発表しております。九部良は陸水用装甲車訓練の最適な場所では? 考えすぎでしょうか?

景観が損なわれ、レーダーから出る電磁波と健康関係に目を奪われがちですが、自衛隊配備で将来どう島が変貌していくのか、、、、、。

辺野古で戦争を生き延びたおじ、おばたちが何十年も命を張って、新基地建設に反対している。彼らは、戦争の悲惨さを体験しているゆえに、誰よりも
新基地建設には反対なのだ。戦争を知らない私も含めて戦後生まれの私たちも与那国のこと、沖縄のこと、日本のこと、アジアのこと、世界のこを
一人一人が当事者意識を持てば、世の中は変えらる。
 
最近観たNHK番組で、米国の有名な映画監督, オリバー ストーンの <広島と長崎への原爆投下は米兵と日本人の命を救った> の神話を米国人は信じていたが、それは偽りだったとの発言がとても印象に残った。 人間の思い込こみ、そのの思い込みに間違いだと気がつくのに彼のように何十年も月日をようするものですね。えてして、皆同じではないかな。

よって、ものごとはいつでも、疑問を持つことですね。 Why? という疑問を。

与那国の自衛隊配備、島のためになるであろうか?
それぞれが自問自答をしてください。
Posted by 見守る人 at 2014年09月05日 22:48
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。